焼き鳥を愛してやまない男・ teruだ。
最近急に暑くなってきて、ビールが恋しい……
今日もビールと焼き鳥のペアリング講座スタートしようと思う!
▼前回までの講座▼
ゲストは引き続きビアエッセイスト矢野竜広さん。
今回はどんなペアリングのお話が聞けるか楽しみだ。

矢野さん、今日もよろしくお願いします!

よろしくお願いします!
さて、今回は「ささみ三兄弟」でしたね。

そうです!
「ささみ三兄弟」とは、ささみに梅しそ、チーズ、明太子をそれぞれはさんだ焼き鳥です。
大黒堂の中でも女性に人気の商品なんです。

どれもうまそうですね!
せっかくなので、1種類ずつお話しましょうか。

はい! お願いします。
で、今回女性に人気の焼き鳥ということで、うちの頼りになる女性を連れてきました。
あねご、お入りください!!

はあ~い、こんにちは~。

こんにちは、矢野です!
あねごっていうからやくざの女房みたいな方が出てくるかとドキドキしていましたが、すてきなお姉さんですね。

あらやだ矢野さん~。お上手ですね^^
“みや”と申します~。
今日はビールのお話を聞かせていただけるとか。

そうです!
よろしくお願いします。

では、あねごも参戦してくれたので今日のお題を。
ささみ三兄弟長男「ささみ塩明太子」に合うビールはペールエールだ!

そもそもささみは鶏肉の中でもさっぱりしていて脂の少ない部位ですね。
そういったさっぱりした部位には、さっぱりしたペールエールが合います。

基礎編でおっしゃっていたBalance/Combination:味を合わせるですね。

そうです、よく覚えていましたね。
18世紀に英国の代表的ビールとして飲まれていた「ペールエール」は、それまで一般的だった濃色ビール(黒ビール)に比べて「淡色」であるという意味で「Pale(淡い)ale(上面発酵ビール)」と呼ばれますが、現在日本で飲まれている「ピルスナー」に比べると、色は濃く、薄い琥珀色(銅色)が特徴のビールです。
日本へビールが初めて伝わったのは、江戸時代とも言われています。
ただし日本でビールが一般に普及したのは、開国後輸入されたイギリスの「ペールエール」と言われています。
当時のペールエールは、保存性を高めるため、ホップを多く使用しており苦味が強く、当時の日本人には馴染みづらいものだったようです。
当時、いくつかの醸造所において、「ペールエール」が造られました。
今で言う「地ビール」の走りです。例:よなよなエール、東京クラフト ペールエールなど出典:銀河高原ビール・ペールエール物語


『よなよなエール』です!
グレープフルーツやレモンのようなホップ香が特徴のクラフトビール。
喉をとおったあとも、香りが心地よくとどまりつづけ、“戻り香”が鼻を抜けるように醸造。
ゆったりとした余韻に、あなたをいざないます。
出典:よなよなの里「よなよなエール」公式通販サイト

よなよなエール!名前だけは聞いたことがあります!

「よなよなの里」は、1996年に軽井沢で生まれた、エールビール専門の醸造所です。
長野県の株式会社ヤッホーブルーイングが「ビールに味を!人生に幸せを!」というキャッチフレーズではじめたのがこのよなよなの里なんです。

パッケージがほんわかしていてすてきですね~。

今回、明太子ということで、よく明太子に味を足すときは「ゆず」などの柑橘類を入れたりしますよね。
柑橘系との相性がいい明太子には柑橘系のビール!ということで、グレープフルーツやレモンのようなホップ香が特徴のよなよなエールを選びました!

おいしそう♪
ではいただきます!

ゴクッゴクッ……
おお! レモンの味!!!!

ほんと~!柑橘系の香りが漂って、鼻に残りますね!
ささみ明太子にとっても合います。

今回のように、直接みかんやレモンを食べているわけではないけど、
明太子のようにその食材自体がみかんやレモンとの相性がいい場合は、
柑橘系のビールが合います。
間接的な相性ですが、これもペアリングです!

奥が深いぜペアリング……!!

ぜひいろいろ試してみましょう。
次回はおなじ「ささみ三兄弟」の中から「塩×チーズ」との相性がいいビールを紹介します。

はい!
次回も楽しみだわ~。

鳥取県の焼き鳥通販・大黒堂のインターネット通販サイトの販売責任者。
好きな焼き鳥の部位はねぎまです。ねぎともも肉の華麗なるコラボに勝るものなし。
パン屋の夫と小学生男子をいかにお腹いっぱいにさせるかを常に考える日々。
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